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新作は機能美のある外観にしたい

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外観のデザインは高品質な感じにしたいとはいえ、懲りすぎてもダメ。
音響的に良い形を追求しながらも、無駄を省いた造形が、機能美のあるスピーカーといえます。
しかしこれが難しい。
今回はデザインが決まらないまま組み上がってしまいましたので、じっと見て判断しています。

最後までバッフル周りで悩んでいましたが、
側板の前面への張り出しは音響的に良くないので結局、取ることにしました。

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MDFなので平のみで彫り取ってパラボラ加工。
ヘッドと本体の面取りを異なる印象にすることで新鮮さが出せるかなと思っています。

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鉋が使えない部分はこの平のみが頼りですが、側板をMDFにしておいて助かりました。
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A・B、2タイプの新作BHで視聴する

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内部構造のある一点で、ずーうっと悩んでいる内に1台組み上がってしまいました(汗)。
小さな欠片の様なニードルフェルトを入れるか、入れないかの問題なんですが、
組み上がってからでは取り出すことができない位置にあるのが問題なんです。

結局入れなかったのですが、入れたらどうなるのかも確認したい。
そこでもう一台はニードルフェルトを入れたバージョンで組み上げてみました。
本来は充分試作してから本制作をするのが筋ですが、ゴミが出るのは勿体ないし、
ほぼ同じものを沢山作るのは苦手なので仕方がありません。

2タイプの新作を聴き比べるとやはり違う。ホーン開口から漏れ出る中域の質がかなり違います。
ニードルフェルトを入れているBタイプの方が音が良い。
心配していた低域に違いは感じないので、
Aタイプの機の内部にもニードルフェルトを取り付ける作戦を練りました。

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僅か4cm四方の小さなフェルトを見えない内部に固定する。
これは至難の業です。
ユニット取り付け穴は小さくて自分の手は入りません。
エポキシ粘土のケースに内から押しピンを刺して、
突き出た針にフエルトを刺して中まで運ぶ作戦です。

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フェルトの裏に少量のボンドを付けて、
一発勝負で内壁の1カ所に押しつけて貼る作業を何度もシミュレーション。
どうしても届きそうもないので、直径65㎜のユニット穴に左手4本指の第3関節まで強引にねじ込むと何とか入ったので、後は指の感覚で粘土ケースを操り貼り付けました。

でもその後が「抜けない!」(汗)
一瞬、中国で子供が隙間に挟まる事件映像が頭をよぎりましたが、
冷静になって周りの皮膚を引っ張り出しながら何とか抜き出した次第です。

少しアザになりましたが、家内に内部を確認してもらうと上手く貼り付いている様です。
(家内の手は手首まで余裕で入るのです(爆))。

新作再始動

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あまりの暑さに中断していたOM-MF4の新作BH制作ですが、ぼちぼちと再開しています。
板の裁断を間違えたのか、材料を計り間違えたのか、
今回もいくつか失敗がありましたので、まずはその点から。
12mm厚バッフルに薄いベニアを貼って15mmに強化。
このユニットなら18mmでいきたいところです。
12mmが足らないところは9mm板を2枚重ねにしたり、といった対応です。

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外での作業は板の木口の斜めカット加工。
角度は緩いので手鉋で削りますが、削りすぎが怖いのでマジックを塗って対応。
このマジックが、ほんのり残っているように加減しながらの作業。

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右が削る前で、左が加工後の板。鉋の切れ味が良いと作業は簡単になります。

メインを歪ませていたのは+トゥイーターの素子だった

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メインスピーカーのFE208ESはフレーム対策のおかげで
オリジナルユニットとは全く異なる歪のない美しい音を響かせていますが、
それでもたまに僅かなとげとげしさを感じることがありました。
それはきまってボーカルのピークで、これはもう機材の限界なんだろうと思い込んでいました。

そもそも対策をしたFE208ES単体の音は聴いたことがないので気付かなかったのですが、
今回のコンデンサーの数パラレル使用で歪が完全に消えて、これが原因と解りました。

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このローカット素子のコンデンサーはトゥイーターに直列に繋がっているだけなので、
FE208ESには関係のないことと思い込んでいたわけです。
この6dBローカットは12dBや18dBのような鋭いカットではないので、
フルレンジと被る帯域も多い。
アッテネーターも使っていないので、
フルレンジと同じ信号がコンデンサーに流れ込んでいたわけです。

随分大変な仕事をあの小さな素子にさせていたわけです。

キャプチャ0506

今回の0.55μFを8Ω換算にするとカットオフ周波数は37kHz位になると思う。
実測は16kHz止まりのJA-0506Ⅱなので、-6dBの18.5kHzは殆ど聴こえませんが、-12 dBでは9.25kHzになります。
能率109 dB以上もあるJA-0506Ⅱでは9.25kHz を97dBも出していたことになり、
これは100dBのFE208ESに完全に被っています。(グラフはマウスで手描きしたので、適当です)

この被る音が歪んでいたらフルレンジは台無しですね。
ボーカルのピークのような強烈な中高音は流石のSOLENでも処理しきれず、
汚い音のままJA-0506Ⅱから出ていたようです。

今回は、この強烈なピークも7本の素子で分担することで、
余裕のある歪みの無い音へと全域処理することができたと考えます。
これが、すべてのコンデンサーにあてはまることかどうかは解りませんが、
ことSOLENに関しては絶大な効果があることは断言できます。

対策したFE208ESもJA-0506Ⅱも本当に素晴らしい音です。
19年目にしてやっと気付いた真実に自分自身、驚きが隠せずまた記事にしてしまいました。

大役をしていたローカット素子

トゥイーターの素子を数パラレルSOLENに換えた昨日から、色々なCDを聴き直しています。
改めて、どれも素晴らしい。
今までの常識や理論が自分の中でガラガラと崩れています。

DSCN7130.jpg

今、一番驚いているのがこの高橋真梨子のCD。
今までこのボーカルは少し刺激的で、聴き疲れする苦手なソースでした。
というよりも、そういう録音なんだと思い込んでいました。
しかしどうでしょう。
「エエーーッ」というくらい艶やかで美しい声に変わっている。
ずーーっと聴いていたくなる魅力的なボーカルになっている。
しかもボーカルに気を取られて聴き取れていなかった、バックバンドの繊細な音楽表現まで丸見えになっている。
まるでハイエンドCDPに換えたのかと思える位違う。

自分なりにこの変化を解説してみました。
トゥイーターを美しく鳴らすのは当たり前のことですが、
本来、コンデンサーのみの6dBカットでは、どうしてもフルレンジと被る帯域が多い。
いかにフルレンジの邪魔をしないようにすることの方が大切なのではないか。
このどうしても被ってしまう音が、いかに原音波形に忠実であるかが、
コンデンサーのフィルター性能なのだと思います。

減衰した波形に歪みが多いと、フルレンジの音を汚してしまう。
その点SOLENのファストコンデンサーは反応が早く波形を忠実に処理する長所があるが、
その処理にエネルギーを使うので、音がやや細くなるのが弱点でした。
これも立派な歪み。

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今回7本のコンデンサーで沢山の通り道を作ってやることで、
信号は抵抗のない通りやすいところを選びながら、どんどん流れて処理されていくので、
歪みが最小限に収まると考えられます。
結果、SOLENとは思えない力強く忠実な音が表現できた。

とまぁ…妄想の様なものですが、そう思わないと納得できない、劇的な変化なんです。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴40年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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