メインスピーカーの謎

ここ何年もメインスピーカーに変化はないのですが、時々音を聴いてみると、やっぱりこれが最高です。

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もう11年目を迎えたメインスピーカーD-508ですが、その音はありがたいことに全く古さを感じさせません。
BH製作にに色々な対策法を試してきて『ゆらぎ組み立て法』に行き着いたのですが、この(古い)メインスピーカーに至っては全くその必要性を感じません。
BH特有のホーン臭さを全く感じないのです。
今思えば、この癖のない音のせいで、その後に作るBHのホーン臭さに翻弄されました。
なぜメインスピーカーの様に上手く行かないのだろうかと色々と悩んだものです。
反動キャンセリング→クロスバンカー→タンデムチェンバーと、色々と迷走してきましたが、〝コロンブスの卵〟的な『ゆらぎ組み立て法』に落ち着きました。
この平行面を無くすという、ごく単純なルールが、今までCWホーンの盲点だったのです。
もちろん知っている人は昔から知っていたわけで、盲点というよりも、諦めていた部分と言った方が良いと思いますが…。
平行面さえなければ、吸音材など全くなくてもホーン臭さは出ないのだという私なりの結論です。

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このD-508の空気室からスロート、第2、第3音道までは全く平行面はありませんが、第4~第7の開口付近までは幅453mmの音道が続きます。心配なのが、ここの向かい合った平行な側板です。

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写真は開口からカメラを上に向けて撮った第6音道で、中央にブリッジ補強(背後にもう1枚あります)、奥が天板、上部が第5音道との壁、下部が背板、左右が側板です。適当に貼り付けた補強材や大量のアルミ補強材のお陰で、平行面はかなり少なくなっていました。
どうやらこれが『ゆらぎ組み立て法』への伏線となっているようです。
小型BHの音道とは違って、幅453mmの広い平行面は定在波の減衰量も違うと思うのですが、FE208ES
の驚異的なQ0のお陰によるところも大きいと思います。
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メーカーが違えば音も違う

オンキョーのCR-S1(X-S1のCDレシーバー本体)を対策して以来、毎日聴いていますが、かなり耳に馴染んできました(私が慣れてきたのかも…笑)。

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でも、ときどき前機のAIWAに戻すと、やはりこちらの方がナチュラルバランスに聞こえます。
オーディオ的には劣っていても、音楽的にバランスがよいのです。
AIWAは10代の頃から聴き馴染んで来たので染みついたものがあるのかもしれません。
CR-S1の音バランスはどっしりと深く伸びた低域と張りのある、やや前に出る中域といった印象で、ナチュラルな印象とは少し違います。
20代前半の若い頃、ビクターのプリメインからオンキョーのセパレートアンプに変えた時に感じたあのバランスと同じです。『ああっ これがオンキョーなんだ』と。
以来、今日も同じ音作りをされているんですね。デジタルアンプなのに、しっかりとカラーが出てくることも不思議ですが、そのいつまでも変わらない音バランスの基準はどこから来るのでしょうか。
5日間試聴してみて、オーディオ的な特性は調整用としては充分です。長時間聴いても聴き疲れなく、寝ぼけた感じのソフトもハキハキと再生する感じです。

ただ問題もあります。
CDをジョグダイヤルやリモコンで選曲すると、『ボッ』という曲間ノイズが入ることと、デジダルアンプなのにトランスが大きく、予想外に発熱も多いことです。
流行のスイッチング電源を使わないのは、レシーバーとしてのチューナーの性能を維持するためなんでしょうね。

禁断の省接点化改造

オンキョーのX-S1の音印象をWebで調べると私の第一印象と同じようです。
この本体、CDレシーバー部分(CR-S1)しか使わないのですが、キレは良くても長時間は聴けない色気のない音です。
このままでは前機AIWAに負けていますので、使う気になりません。
仕方なく、「ちょっと中を見てみるか…」と開けたら最後、病気が出てしまい…気がついたら下の写真のようになっていました。

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ここからはブログに紹介するのはどうかと思いますが、省接点化改造に踏み切ったわけです。
こんなことは絶対にマネをしてはいけません。私自身「壊れるかもしれない」いや「壊れてもいい」という覚悟の上での作業なのです。
問題なのは内部配線に使われるジョイントプラグとハーネスが貧弱なことです。極細の点接点で生じる信号の大量な歪みをNFBで修正するので、音楽信号の音がNFBの癖に染まってしまう様です。
この構成が悪いのではなく、この価格帯で使用する部品はこんなものだと思います。
つまり、できれば使って欲しくない部品なのです。
その点、安価なCDラジカセもどきのコンポは一体成形で、ジョイントの使用が少ないので、意外と音が良いわけです。
今回は、電源プラグから電源回路、CDプレーヤー、メインアンプ出力までの見える範囲で、省接点化を試みました。

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ライン入・出力関係にはまだ沢山のジョイントがありますが、面倒くさいので、そのままにしています。
撤去したプラグは10個で、ハンダ付けした接点は全部で40ピン。
トランス周りの線はラインを継ぎ足しての直結になりました。
一通り対策をして気がついたのですが、CD用の基盤には沢山のジャンパーが付いています。

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ところが、このジャンパーは宙に浮いていてドライバーで叩くとオルゴールのように良く鳴きます(笑)。念のため、ホットボンドで固定してみました。
最後にコンデンサーに銅箔を貼ってカスタマイズの印を残しましたが、これは気安めです。

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剥がれて落ちたらショートの原因になるので、接着剤も使って確実に貼り付けています。
こうして見るとけっこう詰めこんでいる感じですね。

さて試聴です。肝心な音質ですが、効果覿面、大成功です。
潤いと音場の立体感が出てきました。ややヒステリックだった中高音も聴きやすくなり、情報量が倍増した印象です。
前機のAIWAと比較すると、色気では勝てないかもしれませんが、低域のレンジやパワー感、全域の分解能が高く、音が重なり合っても歪みが増えないゆとりが感じられます。
バランス的には、オンキョーの雰囲気がまだやや残っていますが、この程度なら調整用サードシステムとして使っていけると思います。
次回のオメガの例会では皆さんに試聴して貰おうと思います。

サードシステム新調

スピーカー作りの試聴、調整用の機材として使っていた、アイワのミニコンポ(写真上)がとうとう壊れてしまいました。

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コンポとはいえ、中身は安価なCDラジカセなんですが、自分はこのアイワの機能といいますか物作りの考え方が好きで、使い方や音の好みが、昔からピッタリと来ます。
6年近く使っていましたが、今年になってディスプレイが故障してしまいました。
表示が急に賑やかになり、見たことのない表示や記号が全灯していました(笑)。
それでも数字は読みとれるので大きな問題はなかったのですが、先週になってついに全消灯してしまいました(爆)。
そこで仕方なく新しいサードシステムとしてオンキョーのX-S1というCDレシーバー(写真下)を購入しました。
展示品でかなり安く買えたのですが、また不要なスピーカー(左後ろの黒いもの)が増えてしまいました。
もっと安いものもあったのですが、便利なライン出力を備えたものとしては最も安価でした。
ライン入力はあっても出力はないことが多く、前機のアイワにもありませんでした。
ライン出力があると言うことは、さらに上のアンプに繋がれることを前提にしますから、それなりにしっかりと作り込んでおかないとボロが出てしまいます。そういう意味でも基準にしたい機能です。
早速マコレに繋いでみましたが、デジタルアンプのせいか、音は堅めで、やや中高域が刺激的。低域はローエンドまで良く伸びていますが、オンキョーらしい昔ながらのバランスも感じます。
これは反応はよいですが、少し色気が足りません。少し手術が必要になるかもしれませんね。

後面取り付け用バッフルの製作

P650用のバッフルは合板ではなく、あり合わせの単板を使うことにしました。
外材のようですが、名前がまだ分かりません。

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ユニット用の穴をいつものように糸鋸で開けたのですが、
いつもならよたよたと歪になるのですが,今回は我ながら綺麗に切れました。
やはり合板に比べると随分素直に切れてくれます。

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ラワン合板に比べると堅く密度も高いので、ノミで彫り、
サフォームで削りながらのテーパー処理です。
ユニットに合わせてみて気が付いたのですが、ユニットの取り付けネジが大きいと、表に出てしまいます。かといって、小さいネジでは不安ですし、増し締めするには、このバッフルをはずさないといけない訳です。
けっこう面倒ですね。

偶然手にした合板

BHの板材は15mm合板が良いのは分かっていますが、安価な12mmのコンパネの魅力には勝てません。しかし構造用合板は表面が粗く、コンパネは内部が粗い(笑)。せめて表面の綺麗なものをとホームセンターに行くと、偶然1枚だけ気に入ったものが目に入りました。
『おや?』

KC3V2850.jpg

しかも一番上に1枚だけありました。

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マレーシア産?
何だか、ラワンでは無いかもしれませんが、木目の美しさに引き込まれて、その場でカットして貰い、
持ち帰りました。
あるときはあるんですね。

結局迷う次期作

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8cmはマコレ、10cmはアスナロ、16cmはダブルエアと
それぞれ口径独自の良さがあるわけで、この中では今のところ、8cmのマコレの完成度が高いのです。
一発式に得に拘っているわけではないのですが、FEの弄りやすさも好きなんだと思います。
今では「未完成なユニット」というイメージがあります。
というのもstereo誌と企画したP650やP800の音の良さを思うと、まだまだFEは未完成という印象が強いです。
例えば、「本当に音の良いフレームは?」という問に対して40年前から変わらない形のフレームを使い続けるはずはないでしょう。
メーカーさんには色々事情があるわけで、「分かっちゃいるけど変えられない…」という内情には触れないことにします。

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とにかく私にとって大変勉強になったのが、このP650やP800のフレームです。
FEフレームの問題点を知っている人が作ったという感じが、このP650やP800のフレームから伝わってきます(今では当たり前のことかもしれませんが…)。
P800は「イワトビ」として残っていますが、P650のコロは放出したので音が聴けません。
まだ手元に4発P650があるので、まずこれからBHを作ってみようと思います。
そこで、対策しているフレーム(右)へさらに低空力補強対策(左)をしてみました。

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狙いは、後面取り付け仕様にして、このユニットの性能をとことん引き出してやろうというのが狙いです。
それで実物大設計図も描いたのですが、次のステップの「板材調達」が大変です。
最近では、安くて良い合板には、めったにお目にかかれなくなりました。
「手のひらサイズのバスレフでもいいんじゃないの?」とかいう悪魔のささやきも聞こえてきます(笑)。

「インパラ行きまーす!」

RFインパラが新しい飼い主の元へ旅立ちました。

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今日の14時~16時には到着するはずですが(渋滞で遅れる可能性もあるかな…)。
細長い箱ですが、インパラ本体はW225mm×H885mm×D174mmです。
部屋に置いてみると、この高さと細さが使いやすいことが分かります。
FE83Enで、これくらいサイズのBHを作ってみようと思います。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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