今年も感謝 オメガのコンテスト5

コンテスト最後は河野技研さんの「K-71 Aigis」。

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私がこのキャビネットにお目にかかるのは3回目です。
最初は8月の例会で、stereo誌付録のスキャンスピークを入れたもの。
2回目はそれをstereo誌の自作スピーカーコンテスト会場で、素晴らしきかな準グランプリに。
そして3回目が今回Wavecor FR070WA01を入れた本機で当然グランプリです。

構造はTQWTをアジの開きのように切り開いた形で、
私が作るBHに比べると至って簡単な内部構造です。
しかしその音は癖のないどっしりと腰の据わった、好バランスで管の癖もない素晴らしい音です。
2つの違ったユニットでも対応できる懐の広い作品です。

もちろん使いこなせる河野技研さんの力量が凄いのですが、
吸音材の調整だけでそれが可能になることが画期的ですね。
デザインと仕上げの素晴らしさは一度見たら忘れられません。
欲を言えばその低音に解像度がプラスされると最高です。

河野技研さんは小型の姉妹機でミューズのコンテストにも出場されて、
見事ルックス賞を射止められ(下の作品)、

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今年のスピーカーコンテストを総なめされましたね。
私も頑張らねばと随分と励まされます。来年の活躍が益々楽しみですね。
これでオメガの会の躍進を実感しながら今年を締めくくれます。

では良いお年を!
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第8回オメガの会スピーカーコンテスト4

フルモトさんは、いつものf0を潰した小型スピーカーで勝負。

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しかし、よく見ると「プレゼンスホーン」と銘打たれたイコライザーがユニット前面についています。
これはセンターキャップとコーンとの干渉を遮蔽して指向性を広げるためだそうで、
しっかりとしたコンセプトで詰めていった形状です。

元々能率の低いユニットなのでイコライザーアンプで低域増幅すると、
このユニットの特徴である中高域の繊細さがやや甘くなってしまったように感じます。
もちろんそれが良さでもあると思いますが、
さらに進化させた巨大なフロントホーンが出てきて吃驚します。
テーマの ~最小そして最大~ という意味が分かりました。

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組み立て式とはいえ、その大きさは両手を広げたほどの巨大なもので、
ベラペラぐらぐらの強度ですが視覚的効果は抜群です。
元々の小さなユニットがさらに小さく、豆粒のように見えてきます。
冷静に判断できなかったので、音響効果の程は確かではないのですが、
サービスエリアの拡大に貢献していたように思いました。
とにかくその熱意とアイデアに圧倒されました。


6番手
ばんのき(baro)さんはTQW_TT.T.Tという3つ折りの片閉じチューブの作品です。

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サイドボードのデザインが形、色とも素晴らしく、仕上げもとても美しいギャビネットですが、
私と同じFE83Enを使っていらっしゃいます。
2.3mのチューブでかなり下の方まで伸びているそうです。

それよりもこのユニットの欠点というか、私が気になっているユニットの問題点が
そのまま出ているのがわかります。
スピード感があるのは良いのですが、高域の五月蠅さが問題で、
その対策として、ばんのきさんは高域のインピーダンス補正をユニットに施されていました。

しかし私が思うに高域の音量の問題ではなく、
コーンの位相の乱れで五月蠅くなっていると判断していますから、
インピーダンス補正では根本的な解決にはならないと思ってしまいます。
位相が乱れて繋がりが悪く感じる帯域があるわけです。

たぶん旧型のFE83Eに換装されたら、少し感じた管臭さも完全に消えて、
すべて解決した素晴らしい音になるのではと想像しました。 つづく

第8回オメガの会スピーカーコンテスト3

私と同じ塗装合板を使ったノスタル爺さんの「ミニミニ大作戦Ⅱ」。

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私の記憶ではⅡではなくⅢの様な気がするのですが、
空気室を持つ共鳴管方式です。
ユニット取り付け穴が合わなくて、サブバッフルを追加されたそうで、
それがデザイン的なアクセントになっています。
配色を変えるともっと面白いのではないかと思います。

音は低域不足ですが、スリットダクトを少しずつ詰めて行けば、
このコンテスト会場でも、ベストバランスになるのではないかと思います。
低域がダクトとユニットで打ち消し合って空振りする帯域に中域の一部も含まれているようで、
それが中高域の綺麗な響きとのギャップになっているような気がしました。


続いて会長さんの卵形バスレフ。eclipseをパクったという「Paclipse」です。

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この素晴らしいネーミングだけで、グランプリがとれそうです。
低音は諦めて音場再現に徹したそうですが、充分なバランスで鳴っていました。
12mm厚MDFを18枚積層して削ったそうですが、これは大変な作業です。
実に見事な歪みのない正確な卵形でスキルの高さを感じました。

私も嘗ては挑戦しましたが、途中で断念した経験があります。
球面の塗装仕上げも難しく、模様描きにはエアブラシが欲しくなりますね。
空間音場の再現は本家ほどではないそうですが、安定感のある広い音場を再現しています。

ただ中域のごく一部に、やや纏わり付く感じがありました。
ユニット前面のバッフルの厚みで直管部分があり、
たぶんそこから上手く回折していない帯域があるのではと思いました。

コーンからキャビネット側面への綺麗な回折で、
この形が100%活きてくる様に思います。
フレームの後ろの開口を広げる対策が中低音の繋がりを滑らかにしているようで、
余裕のある再生音に聴こえました。

ここまできたら、さらに完璧に仕上げたくなりますね。 つづく

3日遅れのクリスマスプレゼント

どうしてもまた欲しくてStereo12月号でのアンケートに応募したら、
今年の1月号付録のアンプ「LXA-OT1」が当たりました。

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抽選で30名に当たる商品ですが、本日突然届いて吃驚。
「当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。」
とありましたので確認のしようがなかったのですが、ちゃんと届けられています。
Stereo編集部の皆様、ありがとうございます。とっても嬉しいです。

そういえば、一年前の正月明けには、こんなものを作っていましたね。

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家ではこんな小物しか作れないのですが、これは結構達成感がありました。
今から年始めの工作が楽しみです。

第8回オメガの会スピーカーコンテスト2

2番手と3番手は、まるせいごさんの作品です。

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ありがたいことに同じ設計の箱に入れてありますから、
2つのユニットの聴き比べが容易にできます。

Wavecor FR070WA01 とFE83Enとは2.5倍の価格差がありますから、
それなりの違いがあって当然ですが、出発の全く違うコンセプトのユニットです。
ニアフィールドを得意とする滑らかさのWavecor
とPA技術から離れられない明瞭さのFOSTEXでは根本的な所から違います。

両者の再生音の違いは、そのまま外装仕上げに表れているかのように思いましたが、
意外と似ているポイントもあります。
Wavecor(左)の方は「HOT-7」で、まずバランスの良さと繋がりの良さ、
音色の美しさが特徴です。まとまりの良い音を聴かせてくれます。

方やFE83Enの「HOT-8」は、高域まで抜けの良いスピード感のある反応を見せますが、
やや低域不足で、歪みっぽい荒さや位相のズレのような濁りもどこかに感じます。
自分がこのユニットから気持ちが離れているからでしょうか、
あまり魅力を感じなくなってしまいました。

仕上げの深緑も渋くて良いですね。
バッフルのユニット周りにコルクシートか何かを貼って
もっとユニットを目立たせたいなぁ…と個人的には思いました。つづく

第8回オメガの会スピーカーコンテスト1

先日の12月23日、オメガの例会も78回を迎え、
今年のスピーカーコンテストも8回目となりました。

良く続いているものです。
オメガのオーディオへの熱意は消えることはないようですね。
個人的には2つ目のコンテストで今年を締めくくります。

今年のエントリーは7人、8作品でやや少なめですが、じっくりと視聴が楽しめました。
発表順はいつものようにクジですが、毎年のように何故か私が一番目になります。
課題曲3曲と自由曲での試聴で判断しますが、
採点は音質10点、デザイン5点 、コンセプト5点で会場の全員が採点します。
参考にするプレゼンテーションと資料も大切です。

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使用ユニットは FE83En か FR070WA01 の一発使用なので、
私は素性の分かるFE83Enを選んだわけですが、高級機のFR070WA01には勝てないような気がしていました。
というのも、中高域の鳴り方に、前作のスキャンスピークの音と共通する魅力を感じていたからです。

正直、自分自身の気持ちがF社から離れつつある…という実感があります。
ユニットが何であろうが、BHを作ることには変わりはないのですが、
この辺で大きな意識改革をしなければいけないのかもしれませんね。

ともあれ私の作品はメインスピーカーを超える始めての高さ、
潜望鏡のようにひょろ長いので、不安定なイメージですが、独特の広い音場を表現します。

審査用紙のコメントを見ると「全域で力強い」とか
「低い方の分解能が良かった」など狙いどおりの感想もあれば、
「中音でやや共振のような音がする」という感想もあり、
これは私自身も感じた問題点です。

我が家では感じなかったのですが、これがコンテストの怖さでしょうか。
心配していたバランスはコメントでは良好の様で、
デザインの良さで高得点になった感じもあります。
                     つづく

明日はオメガのコンテスト

グリルも装着し、外装的にも完成しました。
しかし、試聴時には必要ないものですね。

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最初は〝マコレ〟とは全く違う音を聴かせていた〝ペリスコープ〟ですが、
鳴らし込んでいく内に中・高域は近づいてきました。
スピード感だけを言うとマコレを超えている部分も感じますが、
エネルギーバランスがフラットではないような印象がすこし気になります。

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低域は好みの問題もありますが、+スーパーウーファー的な〝マコレ〟に対して、
スピード感重視の無理のないローエンドは、重低音不足を感じてしまいます。
しかし、今まで散々裏切られてきたコンテスト会場では、どう鳴るのか予測不能です。

というのも、床すれすれの前面開口ホーンは低音が出すぎたり、
出なかったりの両方を経験していますから。
ともあれコンテストは楽しみです。
皆さん、どんな作品に仕上げてくるのでしょうか。

マグネット式グリル製作3

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毎回切って使っている、この衣装袋のネットは、伸縮しない布(網?)なので、
枠にしっかりと張り付けると結構頑丈なネットが出来上がります。
綺麗に張るコツは、この〝Gクリアー〟を枠に塗ることです。

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元々この接着剤は両面に塗って、しばらく乾かしてから
圧着すると一度でくっつくタイプですが、ネットを張る場合は、
木枠の方だけ塗って、少し早めに張り付けると簡単に仕上がります。
余ったネットをハサミで切って外枠に填め込めば完成です。

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この外枠にはオスモカラーのクリアーを塗ったので、
完全に乾くまで、もうしばらく放置です。
これでコンテストには間に合いましたが、
肝心のプレゼンテーション資料がまだでした!

急いで作らなければ…。

マグネット式のグリル製作2

ユニットの取り付けネジがステンレスだと、これにマグネットは着きません。
確実なのはスチールフレームにマグネット装着する方法です。

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それで面倒なのですが、ネジの頭を位置合わせに利用した形式にしました。
この、シナベニアを二重構造にして、外側のフレームを水性ステインで彩色してみました。

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FE83En用グリル製作

オメガのコンテストが近づいてきました。
スリムなキャビネットとはいえ、高さ100cmの〝ペリスコープ〟です。
運搬時には、ユニットを保護するグリルが必要でしょう。試聴時にはすぐに外せて、つけたままでも音質に影響のない、しっかりとしたグリルを目標にデザインします。

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今回は板取の関係で、4組同時に製作することにしました。
4mmシナ合板を2枚重ねてガムテープで止めて、糸鋸で切り抜いてみました。
ユニットネジの頭が入る窪みやマグネットを埋め込む穴などまだ細かい加工が必要です。
のんびり作ることにしました。

最後は音楽性できまる

パソコントラブルでネットやメールが繋がらないという事態だったのですが、
意外な犯人が判明して復帰しました。
何をやってもダメだったのですが、ウイルス対策のセキュリティーソフトが原因で
回線が繋がらないことが分かり、ソフトを入れ直すとスンナリ回復しました。

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 しばらくブログを休んでいましたが、
忙しい中でも、毎晩、しばし音楽に浸っていました。
徐々に〝ペリスコープ〟のFE83Enも熟れているようですが、
ふと気がつけば〝エクシード〟のスキャンスピークを聴いています。

このスキャンスピークの音楽性の高さは半端ではありません。
 例えば、仕事の合間でもふと、
出てくる鼻歌は昨晩〝エクシード〟で聴いた最後の曲。

昔聴いていた曲をどんどん聴き返しているだけの毎日なんですが、
聴き飽きたはずの曲に再感動するのが快感となっています。
誤魔化していないというか、血が通っているというか、
とにかく音楽的魅力にとりつかれています。

この10F/8422-03というユニットのCPは非常に高いですから、
まだお持ちでない方は、是非手に入れておくべきだと思います。
この高い音楽性に、少しでも〝ペリスコープ〟も近づけることが最終目標ですね。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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