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今年最初のオメガの例会その3

私の『RF295 エクシード』は会長さんのインシュレーターを借りての発表です。
MJ誌の付録CDを中心に聴いていただきました。
我が家で鳴らした感じとは随分違いますが、この会場では距離が取れるので、
少し大きめのゲインで鳴らしてみます。

DSCN3073.jpg

この、音量大きめでも歪まず、スッキリと鳴ってくれてホッとしましたが、
それがこのスキャンスピークの良さだと思います。
この会場では癖が強調されることが多いのですが、
心配した程ではなくむしろバランス良く鳴ってくれます。

FEとの大きな違いはスピード感ですが、
それは立ち上がりスピードではなく、立ち下がりの制動力です。
無駄な音を一切出さず、それでいて音楽の瞬発力や陰影をしっかりと表現してくれるところはこの会場でも確認できました。

これくらい距離をとって聴いてみると切れ込むようだった音場表現も
マッタリと広がるイメージに傾いています。
すこし残念なのは、ローエンドのアタックがいつもよりも弱めに鳴っている点で
会長さんに指摘されていまいました。流石です。


ばんのきさんは、2011年にステレオ誌SPコンテストに応募した作品を
コアダクト(バスレフ)にリファインした作品で、
カラーもブリックレッドからダークオリーブに変更し、
プチホーンとなるリングも付けておられます。

DSCN3075.jpg

ユニットはDIY.AUDIOのSA/F80AMGを搭載して、
ダクトの口径もワンサイズ大きく変更したそうです。
仕上げはいつものように素晴らしく、
ルックスの決まりにくいBATPUREを実にスマートにマウントされて、レンジの拡大をされています。

DSCN3078.jpg

その細部まで作り込まれたデザインとカラー感覚が素晴らしいですね。
音も豊かで、10kや14kHzの金属的なピークも、
これくらい距離をとって聴くと殆ど気になりません。

DSCN3081.jpg

コアダクトがいい仕事をしていて、
以前このSA/F80AMGは耐入力が小さめだと思っていたのですが、そうでもないことが分かりました。
リアターミナルに取り付けられた補正回路に秘密があるのかもしれませんが、
私には良くわからない範疇です。

DSCN3079.jpg

今年1回目の例会ということで、
会計報告と今年のコンテストレギュレーション会議もありました。
それで今年はFostex P1000Kを2本ないし1本にツィーター追加OKで、サイズ制限なし。

私は、P800Kでも良かったのですが、
朧気ながら頭に浮かんだのは縦にツイン駆動するBHです。
でも、ツィーターが浮かびませんね…。
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今年最初のオメガの例会2

今回の会長さんはスピーカーではなく、オーディオラックも持ち込まれました。

DSCN3066.jpg

支柱の長さについては合板のチップのインシュレーターとして視聴した結果、27mmの倍数が良いとのこと。
視聴を繰り返された結果には、さすが説得力があります。
ただこの部屋や床の様に条件が変われば、
同じような結果になるかどうかは何とも言えないようにも思う。

オーディオラックも結果的には振動モードが問題になるので、
釘を使わずに丈夫な一体構造になるようにエポキシ接着剤で貼り合わせる工法をされています。
さらに気功の達人から教わった板取りの奥義を駆使しての工法は、
理にかなっていて音が悪くなるはずはありません。

DSCN3069.jpg

実験として機材を折りたたみ机の端に寄せたり、直接床に積んだり、
それを並べたりと色々やってみましたが、直接床に置いたときの音場の変化はよく分かった。
しかしそれを床に並べたときの音は下に重く、なぜかややくすんだ感じもした。
しかし最後にこのラックにセッティングして視聴した限り、癖のない高級な再生音に感じます。

久々にオーディオの深みに浸かりました。
なによりも見かけからくる安心感も大切な要素ですね。

DSCN3068.jpg

まるせいごさんはもう一組、一昨年末のコンテスト機をFE103Enに換装された作品を披露されました。
直前に聴いたFF70EGに比べると能率が高く、華やかな印象で、
私が気にしている歪みっぽさは、殆ど感じません。

なかなか力感の良い音で、FF70EGのようなフラット感とはやはり違い、やや特性のうねりを感じますが、
聞き慣れたFEの音の良さも再認識させてくれて、まるせいごさんの使いこなしの技が光ります。

思うに、我が家での作品の視聴は、かなりニアフィールドなので歪み(位相ひずみ)が強調されるのかもしれません。
もともとFEはPA用ですからニアフィールドで使うと荒が出やすいのかもしれないと感じました。
その考えはこの後、私の『エクシード』を聴いて確かなものになります。

今年初めてのオメガの会

今日は2月の例会です。
先週の3連休は仕事や娘の引っ越しで福岡に一泊するなど、
ゆっくり休みがとれなくて、久々のじっくりと心あらわれる一時を過ごしました。

DSCN3071.jpg

トップバッターは河野技研さんのカスタマイズUSB-DACの試聴です。
これは元はStereo 1月号付録の物ですがまったく予想しなかった姿となっています。 
しかし、投稿前なのでここではスピーカーのみの画像です。
何度見ても美しい『Formula』ですが、音はいつものワイドレンジながら繊細さが加わったように感じました。
Stereo 5月号の掲載『カスタマイズ報告会』が楽しみです。

DSCN3062.jpg

まるせいごさんのスピーカーは前回のコンテスト機のユニットをFF70EGに換装しての登場です。
嬉しいことに私が作った8cm用のグリルを装着しています。
少しマグネットの位置がずれますが、何とかくっついているようです。

会長さんのインシュレーターやオリジナルラックの試聴を兼ねていろいろ聴きましたが、
久々に聴くFF70EGはやはりそつなく何でもこなすユニットです。
基本的な箱の設計がしっかりとしているのが分かります。

レプリカ製作の準備で…

DSCN3053.jpg

考えてみたら同じスピーカーを再制作することは殆どありません。
現在サブスピーカーとして使っているBC10のスパイラルBHRFリーフの2機だけでしたが、
今回RFマコレのレプリカを作ることになりました。

材料を調達しながら内部構造をレポートを元に思い出しているのですが、
これが意外と大変です。
嘗て同時並行で作っていたりすると資料や記録がバラバラになっていることが多いのです。

マコレの板取り図が見つからず、あれやこれやと探しているうちに、
「これはちゃんとしておかないと…」ということで1つずつファイルに分けていく片付け作業となりました。
で最終的にマコレの板取り図の半分がありません。
で、「ああ…端材を集めて作ったのだった…」と思い出したのでした。

まずは良質なバッフル素材が必要です。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴40年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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