次期作に向けて考える

マコレレプリカのサペリが引き取られて、
かわりに出戻りしたのが、RF133 Gourdです(写真一番上)。

DSCN3214.jpg

13cmユニット FOSTER製C130K16D という未だに覚えられないユニットですが、
とっくに販売終了していますので、もう手に入らないでしょう。
オメガのコンテストではグランプリでしたが、今聴くといくつか問題点を感じます。

ダブルコーンユニットなので、どうしても中高音の制動力が弱かったり、
中高音以上の位相が曖昧になったりで、すぐ下のマコレと比べると少し雑味のある音です。
低コスト製作で、サイドボート1枚だけの側面が鳴いているような気がします。
しかし能率は高く、入力も大きめなので、ちょっとしたPAには好適と云えます。

何事もユニットの基本性能が大切であると改めて思いました。
次期作はP1000Kを使うことになっているのですが、
これがなかなか…
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サペリ製作で分かったこと

マコレとサペリの大きな違いは、この天板のシート柄ですが、
明らかに下地処理の違いが出ています。

DSCN3206.jpg

シートを貼る場合でも、下地をしっかりしないとマコレの様に細かい凹凸が出てしまい、
光沢があるとそれがさらに強調されますから要注意ですね。
そんな反省もあってサペリの天板には時間をかけて仕上げて半艶のシートを使っています。
全体の仕上げは、まだまだ完璧にはほど遠いと思っていますが、マコレと比べると確実に綺麗です(笑)。
何とかスキルは上がっているようです。

それより、マコレレプリカのサペリを作ってみてユニットの素質の大切さが良く分かりました。
マコレのBH特性はFE83Eの性格に良く合っているが、FE83Enには適合しないことが分かっています。
ではFE83En用に設計からやり直したマコレは良い音になるのか、という疑問がありますが、
頑張ってもマコレを超えることも、近づくこともできないだろうと思っています。

個人的にはFE83EとFE83Enとは全く違う音ですね。

DSCN3210.jpg

たとえばこのセンターキャップ周りの黒い接着剤ですが、
爪楊枝の先などで軽くつつくとFE83Enの場合はペトッとくっついてしまいますが、
FE83Eの場合はカサッとはじかれてしまいます。

同じように見えても性格の全く違う接着剤で、
コーン紙よりも堅く、強靱な FE83Eの接着剤に対して、
いつまでも柔らかく、衝撃を吸収してしまう FE83Enのゲル化したゴム系接着剤ではユニットの特性がまるで違ってしまいますね。

F社は以前FE103Mという製品で軽くて堅く、耐熱性も高い『マグマボンド』を復刻させて、
その性能の高さを実感させてくれました。
故長岡鉄男氏もこの接着剤が、好評で音に大きく影響することを云っておられたが、
現在のゴム系ボンドをどう評価されるだろうか。

その軽くて堅く、耐熱性も高いボンドが良いのは分かっているのですが、
製造工程で使用する際の管理が難しいのだそうです。
国内生産ではなく、安価に製造するためには仕方なく、このゴム系ボンドを使用している
のが本音ではないかと思います。

堅い接着剤なら写真のユニットのように太く(品がない…)塗り込んでも
強度が上がって良いのですが、これがゲル化したゴム系ボンドでは振動を吸収してしまい、
ボイスコイルの振動はコーン紙には正確に伝わりません。
それどころか、ボイスコイル、コーン紙、センターキャップがそれぞれ勝手に振動してしまう危険があります。

各パーツの不要な振動は抑えられても、ユニットトータルではピークやディップが出る結果となり、
位相はバラバラになりますね。
FE83Enの音場がスッキリしない訳はこれで分かります。

それともう一つ、FE83Enのf0が高いせいで、
どうしてもBHとのバランスがとりにくく、ホーンを制御しにくいのが大きな問題です。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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