第90回記念オメガの会自作スピーカーコンテスト

先日のオメガの例会も90回目を迎えました。良く続いています。
結成15周年、スピーカーコンテスト10回目の節目となる今回のコンテストは
例年より少なく4作品。
これでは間が持たないだろうと言うことでコンテスト課題以外の2作品と
1出品を加えての会となりました。

終了後の忘年会を始めとする連日の忘年会でアップが遅れましたが、
記憶がある内に書き残しておこうと思います。

視聴で例年通り全員が採点し(自己作品の採点は集計に入れない)
順位が決まりましたが、今回はレギュレーション以外も含めた広い範疇で、
客観的な採点ができたように思います。

DSCN4246a.jpg

まずは基準機として河野技研さんの試作機であるFF70EG
によるTQWTを聴く(↑写真左のスピーカー)。
仕上げこそしてないが、バランスの良いややカマボコ型でもフラットな音で、
耳当たりが良く低音の解像度も高く、癖が少ない。
仕上げをすれば立派なシステムになると思う。ただ音量はそれ程上げられない。

そして、これを鳴らしたCDデッキが最初の出品であるフルモトさん持参の黒いPD2000です。

DSCN4235.jpg

いつもの1650ARとの比較は音作りの違いもあって表現しにくいですが、
P社の細やかな表現は滑らかに感じましたが、Dレンジ的にはややおとなしく思え、
低域の解像度と力感は1650ARの方が高く感じました。

たぶん1650ARのアナログ回路は飛び抜けて優れているのだろうと思います。
私の1650AEもこのアナログ回路を積んでいたなら…。

最初のスピーカー作品はリセットさんのD-10バッキーで
登場は2回目(写真を取り忘れてごめんなさい)。
長岡スピーカーにとっては、真価を発揮できない課題曲だったかもしれません。
ユニットはFE108EΣでこのユニットの特徴は良く出ています。

低域の量は充分でバランスも良いのですが、採点するとなるとやはり
高域端の不足と低域の解像度にやや不満が残ってしまいます。
シナアピトン合板の作品は使いこなしにポイントがあるようで、
もっとふさわしい吸音材対策があるような気もします。


次の中島さんの作品は超小型でレギュレーションよりも奥行きが1cm短い。

DSCN4237s.jpg

関西から(?)の参加ですが本人は欠席で残念です。
ショートさせた基準機を台にして視聴。
前後に小さなダクトを持つツインバスレフの2wey。

デザインは優れていますが、改良跡が残らぬような
美しい仕上げであればさらに良いと思います。
流石に低音は不足していますが、peerlessの5cmメタルコーン
が素直な中音を出しています。

ドームツィーターとの繋がりも良い様ですが、
今回の広い会場では不利でした。BHも聴いてみたいですね。


次の作品は会長さんのタワリング・フォースⅡ。

DSCN4238s.jpg

前回の例会での試聴をふまえて大きく改善された立派なシステムです。
高さ147cmで、これぞトーンゾイレと言わんばかりの8発式
にツィーターをプラスした大作。

デザインも美しく、センス良くまとまり、面積で鳴りまくる迫力は今日一番の魅力です。
東京コーン紙F7798-6というこの250円のユニットは好バランスで、
本来さわやかに吹き抜ける軽快な音なのでしょうが、
8発も並ぶと図太さで押してくる感じです。

でも、クォリティーそのものはやはり値段のもの。
どうしても大味になってしまいます。
でも浸透力が高いので、ある種のソースにはピッタリでしょう。
ふと広い会場でのイベント用BGMスピーカーといった使い方を想像しました。


次は河野技研さんのK-77 MORO-KURO(モロクロ)。

DSCN4245ssw.jpg

いつもながらデザインと仕上げの美しさは素晴らしいです。
側面の模様は布袋寅泰のギター柄を使っています。
そのアイデア、目の付け所には驚かされてしまいます。

HiWave BMR12という平面角形ポリコーン フルレンジ6発式
にピエゾツィーターをつないだバスレフ式。
トーンゾイレ特有の浸透力は高く、しかもバランス良く上下にレンジが広い。
音像もやたら巨大化することなく適度な輪郭と独特な音場が印象的でしたが、
何となく中域と高域にニュアンスの違いのようなものも感じました。

一つ気になるとすれば8kHz付近(もっと下だったかも…)に
突っかかるようなピークを感じましたが、何が原因かは分かりませんでした。


つぎは〝まるせいご〟さんのHOT-6 IOS改 FE103Sol仕様。

DSCN4249.jpg

旧作の箱を調整したものですが、
以前の例会で聴いた時とは少し違った印象を持ちました。
全体のバランスは良く、ボーカルが温かく迫り、中高域に筋の通ったパンチ力があります。

低域の動きはやや緩いですが、今回は中低域に箱鳴りのような癖を感じました。
もしかしたらスリットダクトの鳴きかもしれませんが、
このユニットの潜在能力は高く、早く自分もBHで料理したい気持ちにさせられます。


最後は、私のRF276 C.A.ピラー。

DSCN4250.jpg

この名前は実は間違いで、K.S.ピラーと決めたのですが、
ミスプリントのまま気が付かず、面倒くさいのでそのままにします。

多発トーンゾイレの発表の後に5cm一発では無理かと思われたのですが、
意外と良く鳴ってくれました。   以下皆さんの感想です--

◇中音域を中心として素直に出音。バッフルのサイズを考えると、びっくりする音量と美声。
◇5cmユニットで低音のすごいバランスです。
さすがBHと思います。華やかさに欠けますが、まとまりは良いです。
もうすこしクリアさが欲しい気もします。
◇上質の高音、ただ見た目以上に低域は拡がる。
音場は小さめに展開する。ウルトラマンセブンでは低音のうなりが過剰になった。
ボーカルやギターの質感は非常に良い。.足元のデザインも繊細で高級感がある。

他はコメント無し。
皆さんのありがたいお言葉です。
気になるBHとしての癖や付帯音を感じた人はいないようで、めでたく1位となりました。
Stereo誌コンテストでのリベンジを果たしたような嬉しい気分で、
その後の忘年会に参加できました。
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いよいよオメガのスピーカーコンテスト

今日は午後からオメガの会主催自作スピーカーコンテストです。

DSCN4198ss.jpg

今回、古い会員の皆さんは年々高齢化が進んでいるためか
体調不良の方もおられてコンテスト出品者が少ないのが残念ですが、
コンテスト以外の参加もどしどし出席していただければよいですね。
終了後は忘年会です。

大切な Fケーブルの使いこなし③

ケーブル制作の最後の仕上げとして
RCA端子にGOLD Contact PROを塗布して完成しました。

DSCN4233.jpg

でも、もっと大切なのが使いこなしで、
このケーブルは接続の仕方が悪いと良さが発揮できません。

まず、アンプ、プレーヤーなどの機器配置をすませてから、
シールドのアースがある側をCDなどの出力側に繋ぎますが、
曲げながらの接続はしないように、
あらかじめ位置や角度をピッタリと合わせて曲げ加工をしてから、
しっかりと接続します。

つまりストレスのない結線が大切で、
機器から機器への空中配線でも、鳴きの出ない丁寧な結線が大切だということです。

このことに気が付いたのは10年位前からですが、
交換視聴で判断するときなど、気をつけないといけません。
慌てて結線するのは厳禁です。

ハイエンド(?)Fケーブルの完成②

プレゼント交換用RCAケーブル制作の続きです。
もう30年くらい前からこの自作Fケーブルを使っていますが、
もともとは長岡氏が紹介されていたものを発展させたものなので、
このての自作をされている人は多いと思います。

たとえば銅箔テープによるシールドはそのままでは錆が目立ってしまうので、
外装仕上げを工夫するのもアレンジの一つです。

DSCN4226.jpg

銅箔シールドの上をさらにコンクリート用マスキングテープでシールドします。
この青いコンクリート用マスキングテープは紙製ですが、
意外に強く適度な伸縮と粘りがあり、太いケーブルの曲げにもしっかりと追従できる優れものです。

これを往復の2重巻きにします。
アースを落とした出力側に矢印のマーキングをしておきます。

DSCN4225.jpg

RCA端子には10mm径の透明ゴムチューブをかぶせて、
そのすき間にエポキシ接着剤を流し込みます。
ハンダや銅線部分のままでは不安がありますが、
これでがっちりと固定され耐久性がグッと上がります。

この一体成形の状態が自分はベストであると思っています。
高級ケーブルでネジ止め式タイプのものはネジが緩むことがありますが、
この「ネジが緩むことがある」という一点だけでもアウトだと思います。

DSCN4231.jpg

この一体式ケーブルは30年近く使っていますが、一度もトラブルはなく、最初に正しくセッティングすれば素晴らしい音質が得られます。
メインシステムのPHONO以外のすべてに使っていますが、
市販のケーブルを偶に使ってみると音量が落ちたかのような印象になり、
何となくおとなしく感じることもあります。

例えばCDプレーヤーの音はそれはそれで良いし、
アンプはアンプの音といった感じなんですが、

この自作ケーブルに変えるとプレーヤーとアンプが直結され、
一体となって最高の音(仕事)を作り出すストレートな音質になる感じです。

こういった単線ケーブルを試してみて「良くなかった」という人の話を聞くと、
大抵は端子との接合方法の悪い部品を使っている様です。

太い単線のネジ止めはとても難しく、
接点の振動の影響は避けられない問題で、
分解できない確実な広い接点でないと良さが出せないと思います。

何よりも確実な安定感が大切だと思っています。

Fケーブルの制作①

オメガのコンテストまで、もう一週間を切りました。
プレゼント交換の品物を用意しなくてはいけませんが、
今回はオリジナルのRCAケーブル(約1m)を一組作ることにしました。
市販品ではなかなか得られないハイグレードなものを目指します。

DSCN4208.jpg

中心端子がパイプ状で周りが削り出しの端子は安価なものですが、
金メッキ仕様となるとなかなか手に入りませんでしたが、
注文すれば手に入ることが分かり、10個入り(最低単位)を注文しました。
一個150円以下です。

DSCN4210.jpg

まずは下準備です。

DSCN4211.jpg

ミリ単位でVVF単線ケーブル(2.0mm)を上の写真のように切ります。
(1.6mmでは何故か広域が伸びません。)

DSCN4212.jpg

↑この時点で圧着に等しい固定力を持たせて、広い接点を与えます。

DSCN4215.jpg

ハンダは緩み防止のカバーだと考えて全面に施します。

DSCN4216.jpg

ケーブルを捻ると音も取り扱いも格段に向上します。

DSCN4218.jpg

シールドに粘着式の銅箔テープを巻きますが、片側(出力側)のみアースをつなぎます。

DSCN4220.jpg

適当に巻いて大丈夫です。
今日はここまで…。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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