紆余曲折の新作構想

DSCN4415.jpg

stereo誌8月号付録の10cmユニットP1000に向けてBHの設計しています。
マコレの様な小型タイプか、背の高いピラータイプかとアイデアスケッチで悩んでしまい、
なかなか構想が纏まりません。

ユニットの面構えからは、これぞというイメージは浮かんで来ないのです。
自分の場合、試作してみる余裕はないので、
設計から突き詰めたものでないと取りかかれないのです。

結局両方の利点を入れていくと、どんどん大きくなってしまいました。
取り敢えず、実物大の設計図を書いてみましたが、かなり大きい…(汗)
大丈夫でしょうか? 現時点で何処にも置くところは無い。
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新作はやっぱり不対面BHで

匠のKenbeさんの所へスピーカーを派遣して分かったことは、長所と短所の両方でした。
今まで、BHに吸音材を使わなかったのはユニットの音を100%活かすためでしたが、
それによって音楽性も高まることが分かってきました。
同時に、特性に癖があるとその癖が先ず先に気になり、
印象を決定づけてしまうことも分かりました。

今まで特性を追求していたつもりでしたが、
結局のところ自分は音楽派のようです。
BHスピーカーに「吸音材は必要悪」と長岡氏も言われていましたが、
必要で無くなれば単なる悪だという自分独自の解釈です。

方向性に間違いはなかった様ですが、
少々の癖は目をつむると言った曖昧な態度ではダメなんだということです。

さて今年のStereo8月号の付録は10cmのP1000ですが、
P1000Kは以前「RF214 Karamatu」に使ったことがあります(下の写真)が、

DSCN3443ws.jpg

2wayの様なルックスと+ツィーターで何とかまとまったのでした。
これを1発でまとめるにはかなりの努力が必要に思います。
しかもマグネットがやや小さくなり、中高域の特性もかなり違うようです。
今回は、特性だけでなく、ルックスでも苦労しそうです。

新作の構想は派遣(?)から~kenbe邸

今年もstereo誌8月号の付録にフルレンジユニットが付くそうですが、ついに10cm口径の登場です。
今後の方向性として新作の構想で悩んでいたのですが、
匠のkenbeさんからのアドバイスを頂き、私の作品を送ってみました。

良く調整された視聴室で私の作品がどう鳴るのかが、
確認したくて一番小さなJacarandaを派遣してみました。
http://kenbe.blog68.fc2.com/blog-entry-2259.html

我が家の音とは真反対の方向の部屋ですが、
コンテストの視聴室に近い環境と思われるので、我が家では得られない結果が出ています。
http://kenbe.blog68.fc2.com/blog-entry-2261.html

本当は視聴室にお邪魔してBHのホーン調整を行いたいのですが、
録っていただいた動画とコメントのお陰で、少しずつ方向性が見えてきました。
スピーカーをどれくらい響かせるのが良いかという課題は、
大きく部屋に依存していることがはっきり分かりました。

自作仲間に感謝ですね。
改めてKenbeさんに感謝いたします。ありがとうございます。

「TRICYCLE」を気持ち良く鳴らす

先日のオメガの会で、ばんのきさんが紹介して下さり、
どうしても欲しくなり、
その日のうちにアマゾンでネット購入したdmpレーベルの「TRICYCLE」です。

DSCN4382.jpg

タイミング良く、とてもきれいな中古品が手に入りました。
ネット上で噂には聞いていたのですが、
改めてダイレクト・2トラックデジタル録音の素晴らしさに驚いています。

プロデューサー兼、録音エンジニアであるトム・ユングの主張を読むと、
「原音の波形を変えるリミッターやコンプレッサーを一切使用しない」
という明確なポリシーを持っています。
録音機器からの残留ノイズや、様々な回路を通過することによる音の汚れ
を排除するために行き着いた録音方式だそうです。

正に自分が目指している音作りと同じ考え方の人でした。
長岡先生も言っておられた様に吸音材やネットワークはリミッターとして働きます。

DSCN4386.jpg

もともと音量の違う様々な楽器をリミッターやコンプレッサー無しで
ダイレクト録音するとなると、
もっとも音量の大きな楽器に照準を合わせることに成ります。
1曲目のTricycle冒頭のピアノは2ビートの異常に小さな音ですが、
ノイズも極小です。

これを普通のピアノ音量まで上げていると、
18秒後にダン!と切れの良いビートが炸裂します。
曲を知らない人は腰が抜けてしまうほど。快感そのものです。
演奏も素晴らしい。

この曲がなんと、CDが世に出る前の1982年に収録されているというからさらに驚きます。
写真のピーカーでは、どれもそれなりの良さが感じられました。

DSCN4388.jpg

でもこのCDの本領を発揮させるにはやっぱりメインのFE208ESのBHです。
クレジットにも書かれていますが、最近のCDは録音レベルが大きいものが多く、
広いダイナミックレンジを活かしていないものも多い。
大音量再生でも曲のPPが美しい録音のCDは本当に少ないです。

オペラやドキュメンタリーだけでなく、
もっとこんなピュアなソフトが増えて欲しいと思います。
ダイナミックレンジが狭い方が聴きやすいという風潮が進めば、
確実にオーディオはつまらないものになるでしょうから。

久々に出席したオメガの会2

DSCN4374.jpg

先日のオメガの例会、最後は私の「RF303アーバンビュー」を発表しました
(黒いせいで相変わらず写りが悪いです)。
まるせいごさんがブログにアップしてくださいましたhttp://maruseigo.exblog.jp/24414183/し、
例会では良く鳴ってくれました。

3mを越えるホーンのお陰か、30Hz付近までの再生や中・高域の微小信号の反応の良さも確認できました。
主音が良く響く印象ですが、特にピークやディップも感じないフラットな鳴り方。
一番驚いたのは実は自分だったと思います。
この会場やセッティングもマッチしていたのでしょう。

音楽之友社でのコンテストでは何とか狙い通りの音が出ていましたが、
何のコメントも聴けませんでした。
匠のKenbeさんが現場で録画してくださいました
http://audio-reblog.blogspot.jp/2014/11/iwata.htmlが、それも狙いどおりの音に聴こえています。
stereo誌1月号の記事では「良い意味で響きの多い音で、女性ボーカルやサックスが魅力的でした」という小澤氏の講評が載っていました。

その後「この音は一般には受け入れられないのだろうか…」と思ったりもしました。
実は音楽之友社の会場では、他のスピーカーとは少し違って感じられたのでした。
音の出方が何となく違う。
能率が少し高く感じられ、リミッターが無いような…全部出ているような音。
それでいて、制御が効かない鳴りっぱなしの音ではなく、音源にないものは出ないが、有るものは良く出る。

DSCN3991_2015050212325748f.jpg

コンテストではフルレンジウーファー+ツィーターという構成か、
市販品のようにウーファーをハイカットした2wayかの、大きく2手に分かれています。
良く聴くと両者は音が違います。
市販品に慣れている人は後者が好みだろうと思いますが、
ヘッドフォンでソフトを聴いた音に近いのは前者だろうと思います。

中・低域にコイルが入るとやっぱり違うんです。大げさに表現すると、
中・低域の立ち上がりのピークが切り取られ、小さな弱音は早めに消え去る。
全域にリミッターが入っているような印象で、音がスッキリとタイトになる感じです。
実際はそれに部屋の響きがプラスされ修正されているので、
そのことに気が付きにくいのではないでしょうか。

もともと我が家ではドキュメンタリーやオペラの録音に照準を合わせているので、
部屋の響きをあまり利用しないデッドな環境で、音源の中身をすべて出すのが狙いです。
そこから生まれたのが吸音材未使用の不対面BHです。

しかしその音が一般的ではないとすると、
コンテストでは受け入れられないのかもしれない…と悩んでしまいました。
さてどうするべきか…
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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