「究極のオーディオチェックCD2016」の解説を読んで思うこと…

私自身も毎年、生録を続けて30年位になるお陰で、録音にはめっぽう五月蠅くなりました。

かといって上手になっているわけでは決して無いのですが、
現在の機材はECM-979というワンポイント・パノラマ・ステレオコンデンサーマイクと
TCD-D3というウォークマンDAT(デジタルオーディオテープレコーダー)でいずれもSONY製。
間には何も入れないストレートな録音をしています。

欠点としてはマイクの感度がフラットではなく100Hz以下の低域が下がり、
高域が少し持ち上がっていること。
CD-Rに焼く時に取説の特性図に合わせて、少し補正することにしています。
このTCD-D3の良いところは録音レベルがマニュアル(手動)しかないことです。

たとえば家庭用ビデオはオートレベル録音なので突然大きな音が入ると、
それに合わせて瞬時に全体のレベルを落としますから、
私が毎年録っている太鼓と合唱の組曲などは不安定でデタラメな録音になってしまいます。

録音レベルを手動で行うためにはリハーサルが必要で、
「機材が良くなっているから録って後で何とかする」というのは間違いだと思っています。
そんな気分で、オーディオチェックCD2016の解説を読んで
「市販音源では得られないありのままの音を収録」の見出しに引っかかってしまいました。

DSCN4756.jpg

たしかに録音時はそうだったのかもしれませんが、
果たして出来たCDを再生して確認をしているのでしょうか。

前回、紹介した「總持寺の鐘の音」もこれにはあてはまりません。
僧侶の掛け声の後で鐘を突きますが、明らかに鐘の音を絞り込んでいます。
その後の余韻の中で再び掛け声が入りますが、これが極端に小さい。
余韻が続いているためにボリュウムを戻せなかったのでしょう。
本当なら後の掛け声の方がマイクに近いので大きいはずです。
聴く側に気付かれるようでは失敗です。

本当に「ありのままの音を収録」といえるのは、
たとえば上の画像にある「TRICYCLE」とか。
これは市販品なんですが…。

と文句を言いましたが、音質や音場としては立派なもので、
担当した方がもともと音楽家というのも頷けます。
このCDも、もしハイレゾ化する予定があるなら是非、
Dレンジの改善をお願いしたいところです。
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stereo誌2月号付録CD

「Audio Check CD 2016」が付録として付いているStereo2月号を買ってみました。

DSCN4752.jpg

一言で言うとジャケットの写真どおりの音という印象です。
つまりミキサーに頼りきった音。

私が一番Audio Checkとして使えそうに感じたのは
フィールドレコーディング偏の野外録音なんですが、
總持寺の鐘の音が特に良いですね。
鐘の音というよりも人の声と周りのカラスがとてもリアル。
ボーナストラックも割と良かった。

残念なのは前半のピアノトリオで、
強力にリミッターのかかったドラムスが、全く生気のない音です。
ピアノトリオの録音の難しさは良く分かりますが、
Audio Check CDと名乗る限りは、もう少しDレンジを頑張って欲しいものです。
もっとシンプルなライブ録音をしてくれないのかな…。

この2月号が出たところで神楽坂通信の記事も更新されました。
第6回自作スピーカーコンテストの出場スピーカーが改めてカラーで観れるのは有り難いですね。

DA-300USBの実力は?

導入してもう1年が過ぎましたが、殆ど使用していないDA-300USBです。

DSCN4747.jpg

HD650のヘッドホンアンプとして買ったものですが、未だに良いのか悪いのか良く分かっていません。
DCD-1650AEから直接OPICAL接続しているので、CDしか再生できませんし、
DACとして使っているわけでもないので、もったいない気がします。

DSCN4750.jpg

レコード再生は殆どしなくなったのですが、
カセットデッキのKA7ES(SONY)のヘッドホン出力を使えば可能です。
しかしデッキのヘッドホーンボリュームのガリが酷くて上手く再生できなくなっています。
問題は、ボリュウムつまみが平たいタイプで、セルフクリーニングが難しいことです。

DSCN4744.jpg

今日は何とかしてみようと思い、乾電池をマスキングテープで括り付けて、くるくると回してみました。
良い感じです。ガリも殆ど消えてくれました。

改めてDACとカセットデッキのヘッドホーン出力を聞き比べてみました。

DSCN4748.jpg

すると流石SONYの最後の看板デッキですね、プリアンプを経由していても躍動感、
とくに低域のアタックで勝っています。
KA7ESは録音モニターとしてヘッドホンアンプを搭載しているので、
それなりに作られているということでしょう。

その他のSN比やレンジなど、殆ど差がありませんでした。
CDデッキもそうですが、やはり最終的には出力回路が大切なんだと感じています。

ビンテージオーディオに挑戦?

次期作のFE103solのBHに取りかかりたい気持ちはあるのですが、書斎(Labo)が依然満員です。
音に妥協しない10cmBHはそれなりの大きさになりますから、おいそれと手が出せません。
何か作れるとしたら、今はやはりミニチュアモデルでしょうか。

KC3V2982.jpg

ビンテージスピーカーのミニチュア盤を作るとすれば、まずパラゴンが候補ですが、
この曲面の造形を再現するのは難しい。
実際に音作りまで考えていくと自分には無理な気がしてきました。

そこで次の候補として考えたのがハーツフィールドです。

Harts_132z.jpg

実はJBLの中で自分が最も好きなスピーカーがこれで、
スピーカーとして最も美しい佇まいだと思っています。

パラゴンの美しさは家具としての美しさで、ピーカーとしての美しさは、
このハーツフィールドの方が上だと思っています。
しかしこのミニチュアを作るとしても難易度は高い。

中の構造までコピーするのではなく、ワイドレンジの小型BHとして考えています。

音響レンズ

しかし、この象徴的な音響レンズは、いったいどうやったら作れるのか…
これがネックになっています。

飛躍は発想転換から…

IMG_0058.jpg

謹んで新年のお祝辞を申し上げます

Stereo誌のコンテストに向かう途中、新幹線の中から撮影した富士山です。(EOS M2で撮影)
毎回これが撮れるかどうか楽しみなんですが、この度は新しい発見がありました。

新幹線は北側のE席がベストポジションと思い込んでいたのですが、
今回は何故か一番遠いA席だったので、仕方なく席を離れて通路の出入り口窓にへばりつくと、
撮れるは撮れるはシャッターチャンスがてんこ盛り。

『何でだろう?』と思ったら窓が客席よりもグンと高い位置にあるので、邪魔な障壁がない。
今まで自分が全然気が付かなかったこの事実! 思い込みというのは怖いですね。

BHも同じこと。
吸音材を使うと普通のBHの音になるので、
絶対吸音材無しで作ってやろうと決めてここ数年やって来ましたが、上手くいきません。

でも今回「フィルター」という形で少し使用すると効果てきめん。
一気に目指す音が出せました。やっぱり思い込みはいけませんね。
今年はここ数年手を入れていないメインスピーカーFE208ES-BH
完成度をもっと上げてみようと思います。

DSCN4388.jpg

小口径フルレンジの中・高域をも軽く越える美しさと力強さを持っています。
20cmフルレンジならFE208ES-Rの方が上だと思っている人が多いかもしれませんが、
中々どうして徹底対策したこのESの能力は高いです。

IMG_1769.jpg

3年前にリスニングポジションで録ったピンクノイズ特性です。
9kHzまでは20cm一発ですが、25Hz~20kHzまで凸凹ながらも良く頑張っていると思います。
110Hzのディップと140Hzのピークは狭くて音楽的に気になることはないのですが、
63Hzの谷はたまに気になることがあります。

今年はこれを何とかしたい。
皆さんのご健康をお祈りして、今年もよろしくお願いします。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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