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BHのユニットの動作を考える

〝RF246マコレ〟専用グリルのデザイン設計はできましたが、思ったより難しい作業になりそうです。
材料の下準備のために製作は来週送りにしました。
今日は新作BHの下準備をしながら、ふとユニットのBH動作を考えてみました。
左のユニットがノーマルで、右のユニットがフレームを加工中のFE83Enです。

DSCN2004.jpg

かなりフレームに負担が掛かる改造で、人に勧められるものではないのですが、スチールプレスフレームだからこそ可能な改造とも言えます。
フレーム開口を広げたと言っても、それはごく僅かで、むしろ別な意味が強いのです。
まず平らなブリッジ部分を曲面化することで、背面の反射や風切り音を減少させ、音の流れを良くする。
同時にこのブリッジ部分がパイプ形状に近づくので、強度が増し、フレームの鳴きも抑えられる。
結果的に背面の歪みが減少し、正面の音まで綺麗になると言うわけです。
ただし、利点ばかりではないので、おいそれとは勧められません。
ユニット背面のレンジが広がります。
コーンが動きやすくなり、背面の高域も延びるのです。
バスレフやBHの様に背面の音を利用する場合には要注意で、そのままではダクトやホーンからの中高域の漏れが多くなってしまいます。
私が最近2連空気室BHに拘っているのは、この中高域漏れをカットする目的もあるわけです。
スチールフレームの場合、背面の大部分が閉ざされており、ユニットそのものに空気室が存在しています。
このFE83Enの場合、フレームの開口は約12.7平方cmでターミナルなどの障害物もあるので実質11.5平方cm位でしょうか。ユニットの振動面積は28.26平方cmなので、半分以下の約40%しか開いていないことになります。
つまり予め、スロート絞り率0.4の狭小空気室をもつユニットであるというわけです。
しかもその空気室としては、かなり狭いので、正面からの音のカットオフはかなり高くなり、低域方向に音が出にくい特性になるのは当然でしょう。

4ty.jpg

このユニットの特性が200Hz辺りまでフラットになっているのは、メーカーの努力であり、中高域を抑えながらフラットにする技術と経験の賜だと思います。
このように普通にBHを作ると、必然的に大小2つの空気をもつ箱になってしまうので、なかなか計算通りの音にならないのは当たり前だと思います。
BH作りは経験が大切ですね。
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アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴40年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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