OMP-600BHの制作3 ヘッドを曲面に

ヘッドの左右は2重壁でも天板が1枚壁では心配です。
でもここは2重にするスペースはないのでスタビライザーを兼ねた鉛を内側に貼り付けます。

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大雑把に作ったので見せるようなものではないのですが、これで良いだろうと思います。
凸凹の面をたっぷりのエポキシで貼るので、剥がれ落ちる心配はないでしょう。

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天板を下にしてヘッドを組み立てたところです。

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バッフルを曲面化したことで、それに似合ったヘッドをめざし、
今回は上面も曲面化してみます。
まずは側面から背面にかけては2次曲面の加工。

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色々道具を取っ替えながらやってみましたが、やはり鉋が一番ですね。
天板の上は3次曲面化。

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加工し易いようにMDFを2重貼りしているので、その合わせ目が等高線になってくれます。
まだ側面は雑なのでパテ仕上げも必要です。

OMP-600BHの制作2

OMP-600というユニットはQ0の値が0.997という経験のない高い数値なんですが、
バックロードで大丈夫なんだろうか…と気にはなります。
かといってバックロードしか興味がないので作ってから考えてみます。
自称クラフターなので試作はしないし、ゴミも出さない。失敗しても何とか成るまで何とかする。

そんなわけで、いつも頼っている計算式を全く無視してスロート面積を決めました。
大失敗の可能性がありますが、気にせず制作そのものを楽しむことにしました。
昨年と同じようにヘッドとホーンを別設計で作って最後に繋ぐ、セパレート式の構造です。
以前のように2連空気室構造で、第1空気室をヘッド内部、
第2空気室をホーン入り口に配置したところが新考案です。

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ホームセンターで5カットした9mmベニアと12mmコンパネを取り混ぜて100パーツ位を自分でカット。
画像はその一部です。

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木口の斜めカットには新しい鉋を使ったので楽でした。
やはりいい道具があれば手仕事も楽しい。

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ヘッドの左右は板を2重にしたのですが、パーツを並べてみると既に寸法を間違えています。
前途多難な臭いがしてきます。

暑くてやる気が出ない…

設計図も出来て板取図も描いたのですが、連日のあまりの暑さにダウン。
クーラーの効いたリビングから出られません。
設計図を見ていると色々迷いが出てきて、また描き直したりといった具合です。
何とか部屋の中で出来ることをやっていこうと、彫刻刀でねちねちとバッフルの加工をしました。

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手作り感満載の妙な形のバッフル前面ですが、ネジが突き出ないための工夫なんです。
音にはどう影響するのか…。

久しぶりのPIONEER製フルレンジOMP-600


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自作スピーカーを作り始めた学生時代に一度使ったことのあるパイオニアのフルレンジはPE-101でした。

その頃はアンプやトゥイーターもパイオニア製品を使っていましたが、
メインはアイデンOEM とコーラルでした。
その中にあってPE-101の音は重圧なイメージで異色な印象でしたが、
さてこの6cmユニットはどんな音なんでしょうか。

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ちっちゃいです。
6cmといっても5cmのスキャンスピークとほぼ同じ。

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マグネットは大きめですが、振動系が重めなのはPE-101と共通するところです。

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しかしターミナルが大きすぎて、フレームに全く余裕がありません。
ユニットの全面取り付けはかなり難しく、私の様にユニット穴を手作業で空ける人は要注意です。

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全く自信がないので、サブバッフルでの後面取り付け方式にしてBHを設計してみました。
栓の12mm単板に慎重に開けたつもりですが、かなり修正が必要です(汗)。

オメガの会でのFE83Solの印象

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今日のオメガの例会は私を含めて4人の出席です。
このところ例会が奇数月にずれていますが、内容は濃い。
一番手は河野技研さん。

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M800のコンテスト機K-79フルメタルアーマーをこの部屋で聴くのは初めて。

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ユニット換装予定のため、例会での聴き納めだそうです。
アルミの無垢板で箱を作られているので、箱鳴りがなく、音離れやSN比も良い。
濁りがないストレートな音が出ていますが、実際は内部の吸音とのバランスが難しいはずです。
それを良く調整されているのが匠の技。

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もう一つはヤマハのB6っぽい新作アンプ。
ステレオ時代付録基盤A-10SGにピラミッドの外装をつけたもの。
OPアンプをミューズ8820に換装しているそうです。
私もB6には憧れたものです。

2番手が私のエボルチオSol。

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我が家と同じ印象で、この広い部屋でもバランスは取れているようですが、
M800の緻密な音に比べるとややざらついた様にも取れます。

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そこでアンプをCA-S10に変えると中・高域がきめ細かく、
さらりとした印象になりますが、癖が無さ過ぎて面白くないという声も。
もっと大音量にした時に利点が出そうです。

3番手は会長の新作。

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10F12がメインのケルトン型トールボーイ。
ユニットはテクニクス10F11(4Ω)メインとインナーに仕込み、
さらにその下に10F12(16Ω)をケルトン型サブウーファとして中に入れた作品。

低音の質感も全体のバランスも良く心地よいサウンド。
10F11の高域には限界がありますが、スーパートゥイーターで補強し易いバランスと感じました。

最後はフルモトさんの3wayスピーカー。

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使っていなかったミッドホーンの癖を取るために板の外装で固めて鳴きを押さえ込んだそうです。
いつものイコライザアンプで出力バランスを変えてありますが、
今回も出てくる音はワイドレンジで癖を感じない音で心地よい。

今回も全員レベルの高い発表だったように思います。

真の箱を得たFE83-Sol?

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RF254エボルチオは昨年のStereo誌の自作スピーカーコンテストに出したものですが、
自分なりに理論と設計に拘ったバックロードホーンです。
M800という付録ユニット専用に作った当初は高音質な音がしていました。

ところがコンテストに向けて、エージングをしているとユニットが豹変。
繊細な透明感や奥行きは後退し、腰の重い平面的な音へと変わったように思います。
コンテストでは展示のみの出場でしたが、今思えば当然の結果だったのでしょう。
それでも、このデザインには判断しがたい違和感がありました。

ところが、落ち着かないカラーリングだったFE83-Solをマウントしてみると、あら不思議。
ピッタリとマッチしたような気がします。
音もまるでFE83-Sol専用に作ったかのようなウェルバランス。
FE83-Sol専用に、一から作ってもここまで行かないかもしれないと思うほどです。

しかし今回不思議に思ったことはFE83Eの低音能力です。
明らかに質感が高く40Hzまでしっかりと再生する性能の高さは、
何処が違うのだろうか。ボイスコイルが違うのでしょうか? 
疑問は消えません。

FE83-Solをエボルチオに入れてみた!

マコレから外したFE83-Solをどうするか思案していたのですが、
昨年のコンテスト機『RF254エボルチオ』もその後手つかずでした。

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箱の設計を見ると、何とかマッチしそうなのでユニットのM800を外してFE83-Solに換装してみることに決定。
しかしM800はバッフル開口が少し大きく、そのままでは空気漏れを起こしてしまいます。
新たなバッフル追加ではデザイン的にも問題があるので、
ここはエポキシ粘土で加工をすることにしました。

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開口直径79mmから73mmに縮小です。

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エポキシ粘土を木口に擦り付けるようにしっかりと盛りつけて、
柔らかいうちに盛り上がりをナイフで切り取ります。

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ユニットはどちらも対策していますが、比べるとM800改(右側)は、やり過ぎの感じか(汗)。
エポキシ粘土が完全固化したところでFE83-Sol改をハンダ付けし、早速試聴です。

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良い感じです。
マコレの箱で感じた癖のようなモノは感じません。
音域バランスも良く、低域の繋がりもスムーズ。
最低域はマコレ83Eほど伸びてはいませんが、この箱にはベストのユニットに思えてきました。

見た目の色合いもM800よりマッチしています。
ただ低域の質感はマコレ83Eには遠く及ばない感じです。

個人的主観ですが、歴代FE83の中で最も低域の質感が高いのは83Eで
83Enも83-Solも低域は甘く異質な感じ。
83Eは超低域まで質感が揃っているように思います。

やはりマコレのドライバーはFE83E

RF246マコレのユニットをFE83solに交換して数ヶ月聴いてきました。
しかし何かしっくりと来ません。
華やかなのですが、バランスがいまいちで感動がない。
Sol特有の音というか、何かしらの癖も感じます。
FE83Solに施した対策が良くなかったのでしょうか。

どうにもエージングのせいではなさそうなので意を決して、
元のFE83Eに戻すことにしました。

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右側が取り外した83Sol改で左側がオリジナルの83E改です。
83Solのマグネットがやや大きいのですが、対策した内容はほぼ同じ。

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入れ替え後の姿を見ると、色的にやはり黒い方がマコレには合います。

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試聴はCA-S10で行いました。
音が出てすぐに納得。やはりこの音でなくっちゃマコレじゃない。
低域端も深く力があり、高域にかけてもバランスが良くフラット。
音色に統一感があり、音場も自然。全域に奥行きと広がりがあり分解能も高い。

そしてこれはCA-S10の力かもしれませんが、ボーカルのピークが綺麗。
オーバーシュートしてやや歪む感じがあるFEの癖が強力に制御されています。
しかも甘さはなく繊細で鮮烈。
低域の制動力はCA-S3と似ていますが、静寂さというかSN比の良さなのか、
透明感が高いように感じます。

マコレはやはりFE83E改で決まり。アンプはCA-S10が良い様です。

ついに憧れのCA-S10入手

以前から気になっていた
フライングモールの高出力ブリメインアンプCA-S10(写真下)と
上に乗っているのが小型プリメインアンプCA-S3(リビングにあるのが一号機で、これは2号機)です。

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一時期CA-S3を3台持っていたのですが、
改造していないノーマルなCA-S3を元手にして出し、今回 CA-S10を入手しました。
デザインは一緒です。大きいと云ってもA4サイズよりも幅は短く、コンパクト。
重さ4kgですが、その半分はキャビネットが占めている頑強な機体です。

実は先月購入したものが故障品であったため返品返金して貰い、
別件で購入した2台目のCA-S10なのです。
これはコンディションが良く、長い付き合いになりそうなので、早速手入れをすることにしました。
出力100Wのモノーラルユニットが2つ並び、その前面にプリアンプが並んでいます。

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このプリアンプが意外と優秀で、しかもプリアウトがあるので気に入っています。
3系統のライン入力を接点無しで切り替えられるロジック回路搭載の無接点回路構成
が売りの一つですが、実際は接点だらけ。
上の画像も、すでにジョイントレスの省接点処理を行った後の姿です。

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一見変わっていませんがよく見るとジョイントの内ソケットが無くなってハンダ付けが見えます。

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取り除いたジョイントソケットをよく見ると茶色にくすんでいる部分があります。
これはジョイントから火花が飛んでいた証拠で、これらがいずれ故障の原因になります。
スイッチング電源周りに、この茶色のくすみが多く、かなり無理をしていたようですが、
これで完全な無接点アンプとなりました。

くれぐれもこれは改造ですので真似はしない様にして下さい(結構多くて大変でした)。

作り置きしたP800でBS

P650のBSで味を占めたので、眠っているP800にも箱を作ってみることにしました。
材料は桧の無垢材と行きたいところですが、サイズ的に集成材しか見当たりません。
100×910×12mmを2枚購入して、手作り製作。

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バッフルと背板は板厚2枚分の長さを足した寸法(高さ)で切り出し、残りを4等分、余りなし。
今回も電機工具は一切無しで、製作を楽しむ企画です。

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手鋸で垂直に切り出す自信はないので板を当てがっての切り出し。
丸鋸盤を使えば5分程度の作業ですが、スコヤを当てながら小1時間。

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それ以上時間がかかったのがユニット取り付け穴とバスレフポートの切り出しです。
手回しドリルと引き回し鋸を駆使して何とか終了。
電動糸鋸を使えば10分で綺麗に終わるはずです。

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ハタガネの数は限られているのでゆっくりと組み立てます。

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ターミナルのベースには今回もローズウッドを使い、
紙パイプのダクトまわりにはテーパーを付けてみました。

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ユニットは強度を上げて空気抵抗を改善した、
高SN対策に、フェルトをマグネット背面に貼っています。
吸音材としてはこのフェルトのみ。

天気が良いのでオスモカラーも良く乾き、早速試聴。

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思ったよりも低音端が良く出ます。
高域もP650よりも出ます。ややシャクレを感じますが、全体はワイドレンジでバランスが良くキレが良い。
明日のオメガの例会でも鳴らしてみます。
プロフィール

アールefu

Author:アールefu
バックロードホーンに魅せられた自作歴30年のクラフターです。
低コストで高音質な音をリビングで楽しむために日々取り組んでいます。

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